インデックス投資 長期投資で資産を増やすための5つのポイント
インデックス投資は、長期的に安定したリターンが期待できる投資方法として、近年注目を集めています。
しかし、インデックス投資で成功するためには、長期的な視点で投資を行うことが重要です。
本記事では、インデックス投資の長期投資で資産を増やすための5つのポイントを解説します。
1. 自分のリスク許容度を理解する
インデックス投資の長期投資では、株式市場の値動きに左右されながら、資産を増やしていくことになります。
そのため、自分のリスク許容度を理解しておくことが重要です。
リスク許容度とは、損失をどれくらい許容できるかを表すものです。リスク許容度が高い人は、株式の比率を高めに設定して、より高いリターンを目指すことができます。一方、リスク許容度が低い人は、債券の比率を高めに設定して、より安定したリターンを目指すことができます。
リスク許容度を測るための簡単な方法としては、以下の質問に答えてみることです。
- 資産の何%まで減っても、投資を続けられますか?
- 投資で損失が出ても、生活に支障はありませんか?
例えば、30代の独身男性で、年収500万円の人は、リスク許容度が高めと言えるでしょう。
この場合、株式の比率を60%、債券の比率を40%と設定するのが、一般的です。
一方、40代の既婚男性で、年収700万円の人は、リスク許容度が低めと言えるでしょう。
この場合、株式の比率を40%、債券の比率を60%と設定するのが、一般的です。
もちろん、これはあくまでも一例です。
自分の状況や考えに合わせて、リスク許容度を検討してみてください。
2. 長期的な視点で投資する
インデックス投資の長期投資では、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資することが重要です。
株式市場は、短期的には大きく値動きすることがあります。しかし、長期的には、右肩上がりの成長を続けています。
そのため、短期的な値動きに惑わされずに、長期的な視点で投資をすることで、資産を増やすことができます。
例えば、2000年から2022年までの22年間で、S&P500指数の騰落率は以下のとおりです。
| 年 | 騰落率 | |—| | 2000 | -9.1% | | 2001 | -11.9% | | 2002 | -22.1% | | 2003 | 28.7% | | 2004 | 10.1% | | 2005 | 4.9% | | 2006 | 15.8% | | 2007 | 5.4% | | 2008 | -37.0% | | 2009 | 26.5% | | 2010 | 7.2% | | 2011 | 2.1% | | 2012 | 13.0% | | 2013 | 32.4% | | 2014 | 13.8% | | 2015 | 1.4% | | 2016 | 12.2% | | 2017 | 25.1% | | 2018 | -6.2% | | 2019 | 28.8% | | 2020 | -3.4% | | 2021 | 16.8% | | 2022 | -17.6% |
このように、短期的には大きな値動きがありますが、長期的には右肩上がりの成長を続けていることがわかります。
3. 積立投資をする
積立投資とは、毎月一定額を投資していく方法です。
積立投資をすることで、短期的な値動きの影響を小さくすることができます。また、時間をかけてコツコツと投資を続ければ、複利効果で資産を効率的に増やすことができます。
例えば、毎月1万円を積立投資した場合、20年間で120万円になります。
この場合、年利5%で運用した場合、最終的な資産は268万円になります。
一方、最初に120万円を投資した場合、年利5%で運用した場合、最終的な資産は203万円になります。
このように、積立投資をすることで、複利効果でより大きな資産を増やすことができます。
4. 手数料の低い投資信託を選ぶ
インデックス投資では、投資信託に投資することになります。投資信託には、手数料がかかります。
手数料は、投資信託のパフォーマンスに影響を与えます。そのため、手数料の低い投資信託を選ぶことが重要です。
例えば、同じS&P500指数に連動する投資信託であっても、手数料率によって、運用成績に大きな差が出ます。
手数料率1%の投資信託の場合、20年間で運用成績は150%です。
一方、手数料率0.1%の投資信託の場合、運用成績は167%です。
このように、手数料率が低い投資信託を選ぶことで、より大きな資産を増やすことができます。
5. 定期的にリバランスを行う
ポートフォリオの資産配分が、当初の設定から大きく変わってしまった場合は、リバランスを行う必要があります。
リバランスを行うことで、ポートフォリオのリスク許容度や資産配分を見直すことができます。
例えば、株式の比率を60%、債券の比率を40%と設定していた場合、株式市場が上昇して、株式の比率が70%になってしまったとします。
この場合、株式の比率を60%に戻すために、株式を売却して債券を購入するリバランスを行う必要があります。
リバランスを行う頻度は、投資期間やリスク許容度に合わせて、適宜調整しましょう。
まとめ
インデックス投資の長期投資で資産を増やすためには、以下の5つのポイントを押さえることが重要です。
- 自分のリスク許容度を理解する
- 長期的な視点で投資する
- 積立投資をする
- 手数料の低い投資信託を選ぶ
- 定期的にリバランスを行う
これらのポイントを押さえて、長期的な視点でインデックス投資を継続することで、資産を増やすことができます。
私は、インデックス投資の長期投資は、誰にでもおすすめできる投資方法だと考えています。
インデックス投資は、特別な知識やスキルがなくても始められるからです。また、長期的な視点で投資をすることで、比較的リスクを抑えながら、資産を増やすことができます。
私は、インデックス投資を始めて5年ほどになりますが、これまでに大きな損失を出したことはありません。
むしろ、毎年少しずつ資産を増やすことができています。
インデックス投資は、コツコツと継続することが大切です。
ぜひ、あなたもインデックス投資を始めて、資産を増やしていきましょう。