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年金制度は「貧乏人」が「金持ち」に小遣いをあげる制度

      2016/09/28

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我々サラリーマンが給与から天引きされているものの中に「年金」があります。

 

新入社員が天引きされ始めてその額の大きさに驚くやつです。(笑)

サラリーマンなら誰しも同じ経験はしてきたと思います。

 

この「年金」という制度は正式名称を「公的年金制度」といいます。

皆何となく年金年金と言いますが、皆さんは正確な仕組みを理解されていますか?

 

改めて仕組みを確認してみます。

 

公的年金の基本的な仕組み

厚生労働省のホームページによるとこのような仕組みになっています。

 

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まぁ簡単な話が今現在働いて金を稼いでいる所謂「現役世代」が年金生活をしている所謂「引退世代」に金を渡して、その金を生活費の一部にしてもらおう。ということです。

 

一見すると社会で助け合う素晴らしい制度に見えます。

 

しかしこの制度は既に破綻しており今は若者を苦しめるだけの悪政度になっています。

 

そもそも設立当初の前提が崩れている

年金制度の大前提として「若者の方が年寄りより多い」ことが必須条件です。そうすれば一人当たりの負担額はさほどでもなくなりますからね。

しかし今の高齢化社会で考えれば年寄りに満足のいく額の年金を提供しようとすれば年寄りの増加と共に必要なカネの額は増えていきます。

 

しかし日本の人口政策はグズグズで、まぁ端的に言えば「終わってる」わけです。

どのくらいヤバイかというのは過去記事をご覧ください。

カントリーリスクを回避する為に人口推移に注目しよう

 

じゃぁその増えていく支出をどうやって賄うかというと

  1. 年金受給額を減らす
  2. 若者の負担額を増やす
  3. 若者から集めた金を運用して増やす

の三つが主です。

 

皆さんご存知の通り今は全ての手段を用いて何とか増え続ける年寄りの年金支払いをこなそうとしています。

ただそれ以上のペースで年寄りが増え続けているので追いついていないのが現状です。

 

そもそも年寄りに金を配る意味

そもそも論として何の為に年寄りに若者が金を渡すのでしょうか?

 

厚生労働省ではこの疑問に対して以下のように答えています。

 

Q.なぜ公的年金制度は必要なの?

 

A.予測できない将来へ備えるためには、社会全体で支える仕組みが必要
私たちの人生には、自分や家族の加齢、障害、死亡など、さまざまな要因で、自立した生活が困難になるリスクがあります。こうした生活上のリスクは、予測することができないため、個人だけで備えるには限界があります。そこで、これらに備えるための仕組みが、公的年金制度です。公的年金制度は、あらかじめ保険料を納めることで、必要なときに給付を受けることができる社会保険です。
もし、公的年金制度がなかったら、私たちは、親の老後を仕送りなどで支えたり、自分自身の老後に自分だけで備えたりする必要があります。しかし、自分が何歳まで生きられるのか、長い人生の間に、経済の状況や社会の在り方がどう変化していくのかは予測できません。
 個人や家族だけで対応しようとしても、必要な額の貯蓄ができなかったり、貯蓄のために必要以上に生活を切り詰めたり、家族や子どもに頼ることができなくなったりすることも起こるでしょう。これらに対しては、社会全体で対応した方が確実で効率的です。世代を超えて支え合うことで、その時々の経済や社会の状況に応じた給付を実現することができます。
このように、公的年金制度は、予測することができない将来のリスクに対して、社会全体であらかじめ備え、生涯を通じた保障を実現するために必要なものです。

 

えぇ・・・

この書き方だとあたかも年金があれば家族や子供に頼ることはなく、貯蓄の為に切り詰める必要が無いように見受けられますが(笑)

 

まぁそれは置いといて、もう一度冒頭の画像を見直してみましょう。

 

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この基礎年金というのは年によって変わるのですが2016年現在の所おおよそ70~80万円です。

それにプラスして65歳から154,000円(平均)受け取れるようです。つまり年額1,848,000円となり基礎年金と合わせればまぁ生活はできそうですね。

 

 

うん、素晴らしい制度じゃないか!

 

・・・いやいやそれじゃダメですね(笑)

 

一つ大事な事が厚生労働省の試算からは抜け落ちています。

 

それは「年寄りのほうが圧倒的に金持ちだ」ということです。

 

 

高齢者は金持ち

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世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況 ※引用:総務省統計局より引用 http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/

 

このグラフは総務省統計局が公表している世帯別の貯蓄と負債を表したグラフなのですが、見て分かる通り年金受給年齢である60~69歳以上がとんでもない額を貯蓄しています。

 

一方で切り捨てられていて見えませんが40歳未満、つまり18歳~39歳までを合わせても608万円です。しかも負債の平均が全体で見ても二番目に多く942万円となっています。

 

これはどういうことかと言うと車や家や子育てに最も金のかかる世代が支払いでヒィヒィいいつつ、更にタンマリ溜め込んでいる老人の生活費まで負担しているのです。

もしあなたの給料から毎月数万円を貯蓄数千万円の老人に寄付しろと言われたら納得できますか?今の年金制度はこれを強制的に徴収している制度なのです。

 

その結果削られるのは必然的にまだ発生していない出費である育児費用です。子供さえ産まなければ育児費用はかかりませんからね。

 

そして今の超少子化です。

 

つまり誤解を恐れず言えば後は消費をしていくだけの世代を養う為に、国の未来を担う子供を産めない状況に若者を追いやっているのです。

 

私は年金制度自体は良い制度だと思っています。平均で年寄りのほうが貯蓄はあるとは言っても貧困に苦しむ年寄りもいるでしょうし、そういった方々のセーフティーネットは必要だと思いますので。

 

ただ時代の移ろいに制度が着いていけておらず、既に破綻している制度をダラダラ続けていくよりはいっそ廃止してしまったほうがずっとマシだと思います。

今のままでは子供は産まれない、年寄りは無駄に溜め込み贈与税で国にほとんど持っていかれる。という誰も得しない状況に陥ります。

 

ほんと政治家の皆さま頼みまっせ~

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