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初心者投資家がウォーレン・バフェット氏を見習いバリュー投資で米国株に投資するブログです。投資に対しての心構えや投資銘柄についてのお役立ち情報も掲載していきます。

ポケモンGOの世界的大ヒットと任天堂の株価推移から長期投資家が学ぶべきこと

   

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任天堂が権利を保有しているキャラクター、「ポケモン(ポケットモンスター)」のソーシャルゲーであるポケモンGOが日本を含む各国でリリースされました。

 

これに伴って任天堂の株価がなんと二倍になり、時価総額は実に4兆5000億円近くまで膨れ上がりました。

 

任天堂株価

 

しかし投資家が勝手にお祭り騒ぎをしている中で任天堂だけは冷静でした。

 

2016年7月22日(金)に任天堂はあるIRを発表しました。

 

『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について

本日、米国法人Niantic, Inc.は、日本でもスマートデバイス向けアプリ『Pokémon GO』を配信開始しました。

当アプリは、米国法人Niantic, Inc.が開発を行い配信しており、当社の関連会社である株式会社ポケモンは、ポ ケットモンスターの権利保有者としてライセンス料及び開発運営協力に伴う対価を受け取ります。なお、株式会社ポケモンは、当社が議決権の32%を保有する持分法適用関連会社であるため、当社の連結業 績に与える影響は限定的です。 また、当社は、今後、当アプリと連動する周辺機器『Pokémon GO Plus』の製造及び販売を予定しております。 これらは、既に平成28年4月27日に公表しました当社連結業績予想に織り込み済みです。直近の状況を鑑みて も、現時点では、当業績予想の修正は行いません。今後、業績予想の修正が必要になった場合には、適時開示を 行います。

 

これを見た投資家は月曜日の市場で任天堂の株を投げ売り、任天堂株は晴れてストップ安となりました。

 

長期投資家が学ぶべきこと

 

今回の騒動から長期投資家が学ぶべきことはただ一つで「今現在の株価が何を根拠に決められているのか」をキチンと考えることです。

 

 

上記のIRで株価が暴落したということは多くの投資家が想定していなかった事を任天堂が言い出したからです。(モチロン投機家が大半ですので不穏なIRが出たからとりあえず売っとけって人が多いのも事実ですが)

 

 

つまり多くの投資家が「何故今の株価がついているのか」を根拠に投資をしていなかったということです。

 

 

株価は長期的に見ると業績に完全に連動します。特に任天堂のような超巨大企業の株ならば尚更です。

 

 

ですので、もしポケモンGOのようなビッグニュースが舞い込んできた場合に投資家が投資を決めるまでにすべきことは

 

  1. 商品(今回ならばポケモンGO)はどの程度の売り上げをあげられるのか
  2. その売り上げは企業の売上げに対してどの程度の影響を及ぼすのか
  3. 売上の変化によってどの程度の利益が増えるのか
  4. はじき出した一株利益に市場の期待値(PER)を掛け合わせる

これらを例え「ザックリと」でもいいので必ず考えるべきです。

 

私は今回のポケモンGOの騒動を見ていて「え、何を根拠に株価2倍高まで買いあがってるの?」と不思議に思っていました。

 

任天堂の株は買い?

 

任天堂の現時点での売上高は5000億円、営業利益は330億円ほどです。

 

単純に、本当に単純に考えて売上高が1兆円、営業利益が660億円に増えれば現在の株価が正当化されるわけです。

 

 

ちなみにパズドラで有名な「ガンホー」の売上高が1500億円程度です。

 

 

ポケモンGOは世界中で配信されて人気を博していることを鑑みればこれ以上の売上高になる可能性は十分にありますし、それに伴って利益をあげる可能性もあります。

 

 

まぁ実際はポケモンGOの売上は一部しか入ってこないので更に数倍の売上高と利益が必要なわけですが、ここでは単純に上手くいって売上高利益共にぴったり2倍になったとしましょう。

 

 

そうなった場合に現在の株価は正当化されるわけですが、現在の株価が正当化されるだけです。(笑)

 

 

この無茶な目標を達成して初めてスタートラインに立てるのです。

 

 

速い話がポケモンGOが上手くいっても上手くいかなくても任天堂株を現在の水準で買う合理的な理由は見当たらないということです。

 

 

短期投資家であるならばボラリティさえあればいいのですが、長期投資家は理屈に沿って投資活動をしなければならないのです。

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