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バリュー投資において株式分割は好材料ではなく悪材料

      2016/02/18

こんにちは。れーさんです。

もし皆さんの保有株が株式分割を発表したら嬉しいですか?

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バリュー投資において株式分割が意味すること

一般的に株式分割を発表した企業の株価は上昇する可能性があります。

 

なぜかと言うと株式分割をすることによって一株あたりの値段が下がり、様々な投資家が買いやすくなります。

その結果、今までは「あの株欲しいけど高くて買えない…」という人が「この値段なら買える!」となって買われる為株価が上がるという「思惑」が投資家の間に広がるからです。

 

 

そして更に、そういう思惑を持った投資家が集まるであろうという「思惑」を持った投資家も集まってきて…という風に思惑が思惑を呼んで株価が上昇することが多いのです。

まるでマトリョーシカのようですね(笑)

 

 

「なに?株価が上がるならばバリュー投資家にとっても好材料じゃないか!」

 

 

と思われるのではないでしょうか?

 

 

しかし短期投資家にとっては確かに上記のとおり好材料なのですが、実はバリュー投資家にとっては好材料どころか悪材料にもなりかねないのです。

 

 

 

長期的な視点で見た場合の株式分割

リンゴを切る

株式分割は良いニュース?

 

 

私達バリュー投資家が着目するのは「株価」ではなく企業の「価値」です。

つまり私達は「来月の株価を上げようとする企業」を探すのではなく、「長期にわたって断続的に利益を生み出せる企業」を探すわけです。

 

そのような企業を見つけて安値で投資でき「将来が楽しみだ」と日々見守っている時に「株式分割のお知らせ」が届いたらどうなるでしょう?

 

 

冒頭で説明した通り、株式分割を行うと皆が株を買いやすくなります。(ちなみにこれを流動性が上がると言います)

モチロン買いやすくなる事で元本の少ない私達と同じようなバリュー投資家が株を買いに来るのなら全く問題ないのです。

 

 

 

しかし実際は株式分割を発表したことで「株価が上がる」ことに着目した投資家が大挙して押し寄せてくることでしょう。

そういった投資家は十中八九トレーダーであり、企業の価値自体には何の興味もありません。気にしているのは「株価が明日どうなるか」だけです。

 

 

 

さてこのような投資家が企業の株主になるとどうなるでしょう?

 

 

 

このような株主は当然ながら企業に対して「利益を上げろ」と要求するのではなく「株価を上げろ」と要求しますし、企業側はそれを受けて四半期毎の短期間の数字を弄繰り回し、株主の要求に応えるべく愚かな資本政策を取ってしまうでしょう。

 

 

 

そして短期投資家は10年も20年も企業と付き合う気はサラサラありませんので10年後に企業がどうなっていようと全く気にしませんから、本来別のことに回さなければいけない資本を配当や自社株買いに回せと要求したりします。

 

 

 

こうなってしまうと企業は長期的な展望でビジネスを展開できなくなってしまいます。そしてそれは我々バリュー投資家にとっては最も悲しむべきことです。

 

 

 

ですので「企業価値」に着目した回転売買をしない投資家にとって「株式分割」は質の悪い株主が大量に参入してくるだけの悪いニュースなのです。

 

 

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