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ストックオプションとは?株主から見た信用できる経営者と信用できない経営者

      2016/02/17

こんにちは。れーさんです。

皆さんの保有銘柄の経営者は信用できますか?

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信用できる経営者と信用できない経営者

皆さんは「ストックオプション」というものをご存知でしょうか?株式投資をしていると良く耳にする言葉だと思います。

 

日本語では「新株予約権」と呼ばれているもので、報酬形態の一つであり、通常ですと貨幣で支払われる報酬をその企業の株式で支払うというものです。

 

例えば現在の株価が20ドルの会社を切り盛りしている年俸100ドルのCEOに対しては一株当たり20ドルの価格設定をしたストックオプション(新株予約権)を5、6枚分渡すのです。

 

これがどういうことかと言いますと、このCEOは好きな時に自分の経営している企業の株を20ドルで買う権利を受け取れるのです。

つまりこれから先CEOの努力によって業績が急成長すれば事実上20ドルで株式を保有しているので現金で受け取るよりも遥かに大きな報酬となり得るということです。

 

またストックオプションは企業側からしても優れた制度で会計上はコスト0として計上することもできます。(数字のマジックみたいな感じになっているので個人的にはグレーだなぁと思っていますが)

 

簡単に言うと企業としては現金を払わずに優秀な人材を確保できるし、雇われる人間からしても現金で受け取るよりも多額の報酬を受け取れる”可能性”があります。

なんだか魔法のような制度に聞こえてきますが、この世に錬金術が存在しないのと同様にストックオプションもまた、誰かが費用を負担する必要があります。

 

 

薄々気付かれているとは思いますが、そうです。

 

 

ストックオプションで費用を負担しているのは既存株主です。

 

 

なぜかと言うと「新株予約権」とは文字通り新しい株式を発行する権利のことを言います。ということは株主にとっては悪いニュースである「増資」(ここでは不純な理由によるものの事を指します。)と本質的には同じ物であると言えます。

 

つまり100万円の利益を出している企業が100株の株券を発行していれば一株当たりの利益は1万円ですが、もしストックオプションで10株が交付されたとすれば一株当たりの利益は9000円ほどになってしまいます。

ストックオプションではこの「差額」が役員およびCEOの報酬となります。

 

つまり現金で支払われた場合と同じく株主から支払われているわけですね。

 

まぁそれでもCEOがその分努力を惜しまず、業績を伸ばしてくれればそれで株主との関係はWin-Winになるので構わないのですが、世の中には良からぬことを考える経営陣も当然存在します。

 

 

信用できない経営陣とは

金のなる木

法外なストックオプションは株主の資本を略奪する行為

 

 

投資家から見て信用できないCEO及び経営陣とは「ストックオプションの特殊性を利用して法外な報酬を得ようとしている人間」です。

ストックオプションとはその性質上ダイレクトな金額がイメージし辛い物ですが、今後支払われていく配当金などを考えると現金報酬に比べて破格の報酬になる場合が多いです。

 

だからこそ経営陣はストックオプションの行使には慎重にならなければいけないのですが、悪質な経営者の場合欲に目が眩んでしまいます。

 

具体的には

  • フェアバリュー(適正価格)を遥かに下回る金額でのストックオプション発行
  • 価格はフェアバリューだがストックオプション発行量が尋常じゃない

 

場合などが挙げられます。

 

例えばフェアバリューが20ドルの企業の株を5ドルで新株発行されて、それを受け取った役員およびCEOが即成行売りで市場に放出したらどうでしょう?

市場に出回っている株式の価値は希薄化し、既存の株主に損害を与えます。

 

またフェアバリューではあるが発行数が多い場合も短期的、長期的、どちらの視点で見ても既存の株主が大打撃を受けることになります。

 

 

こういった行為をバフェットは「株主の資本を略奪する行為だ」と強く非難しています。こうした資本政策を平気で取る経営陣は株主の事など微塵にも気に留めていない、むしろ「うるさい連中」くらいにしか考えていない可能性があるので注意が必要であると言えるでしょう。

 

 

信用できる経営陣

では逆に「信用できる経営陣」とはどのような人間を言うのでしょうか。

 

これは一言で言うと「株主と一蓮托生の状態にある経営陣」です。

 

例えばバフェットは資産の99%をバークシャーハサウェイ株として保有しています。

ということはバークシャーの経営状況=自分の資産の増減に直結しますので経営には必死になります。

 

 

しかもバフェットは特殊で企業から報酬を殆ど受け取っていません。

株主から見ればこのような経営者が最も理想的なのですが、まぁこんな経営者はバフェット以外いないでしょう(笑)

 

 

ここまでの経営者は求める必要はありませんが、少なくとも「既存の株主をどう扱ってきたか」は注視しなければいけないでしょう。

 

そうでなければ経営者に足を引っ張られて投資成績が中々伸びないという笑えない状況に陥るやもしれません。

 

 

 

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