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デイトレーダーの大半が負けてしまう理由

      2016/01/16

こんにちは。れーさんです。

基本的にデイトレーダーなどの投機家は一部の人が大勝してその他大多数の投資家が負けます。

今回はその理由と「何故簡単に投機家になれる」と思ってしまうのかを説明します。

 

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投機家の大半が儲からない、負ける理由

チェス

負ける人間が大半の投機家の世界

 

これから投資を始めようとされる方は必ず一度は手法の候補として考えるであろうものに「デイトレード」などの「短期投資(投機)」があります。

 

私は基本的に継続的に儲けられるのであればどんな方法でも構わないと思っているのですが、個人的な意見で言わせていただくと「短期投資(投機)」はオススメできません。

 

 

 

本題に移る前に一つ質問です。

 

 

 

あなたは特別な人間ですか?

 

 

もし「YES!俺はなんでもできるぜ!」と考えているならば思う存分投機をするのが良いと思います。バリュー投資などの所謂長期投資と違って短期間で莫大な富を築けます。

この記事は読む必要は無いと思います。

 

 

 

しかし「う~ん・・・」と少しでも思われるのでしたら投機家を目指すのは辞めておいた方が身のためです。

 

 

その理由を説明していきたいと思います。

 

 

 

スポーツ選手になれますか?

野球場

簡単にはなれないスポーツ選手

 

もう一つ質問です。

 

「あなたはプロ野球選手になれますか?」

 

 

多分今度の質問は殆どの人が「無理に決まってるやん」だと思います。

 

 

 

何故スポーツ選手になれないと思うのでしょう?

 

 

 

それは恐らくスポーツ選手は生まれ持った才能と人並み以上の努力を積み重ねた結果、その中で更に一握りの人達だけが到達できる世界だからだと「知っている」からです。

 

 

 

大体の人が上記のようなことは「事実」として知っています。

 

 

ではなぜ上記のような事が分かるかといいますと

 

「スポーツは大体の人が人生で一回は経験している」からです。

 

つまりテレビで見るような「高度なスポーツ」をするのが如何に難しいかという事を、自分の人生の「実体験」と比較して彼らの凄さを認識しているのです。

 

 

 

投機家はスポーツ選手と同じ

 

なぜこんな話をしたかと言いますと、投機家とスポーツ選手はある意味では似通った部分があるからです。

 

 

「株」と「スポーツ」が似てる?何言ってんだ!と思わないでくださいね。

 

 

投機家とスポーツ選手の似通った点、それは「どちらも自分の才能とテクニックで金を稼ぐ」という点です。

 

 

 

例えば野球選手は投手ならば優秀な防御率でバッターを抑えなければ年俸は下げられますし、最悪契約解除もあり得ます。

また反対に打者ならば打率を高め、チームに得点を入れなければ同じように評価が下げられます。

 

 

 

そして投機家も同じく「自分の腕で、脳で、反射神経で、”利ザヤ”を稼がないと資産は増えない」のです。

 

 

 

 

つまり投資の初心者が「デイトレードで1年で億万長者になってやるぜ!」と言っているのは野球で言い換えると

「バットも持ったことないし、そもそも野球したこと無いけど4割打者になれば億万長者になれんだろ?よしなろう!」と言っているようなものです。

 

 

 

では以上を踏まえた上でもう一つ質問です。

 

 

「あなたは投機家になれますか?」

 

 

 

恐らくそれでもまだ心のどこかで「自分なら…」と思ってしまう方もおられると思います。

ですので次に、何故「簡単に投機家になれる」と思ってしまうかを説明します。

 

 

 

 

人は自分の事を過大評価する

シャンデリアにぶら下がる人

俺は人より優れてるぜ~!

 

皆さんは「優越の錯覚」という言葉をご存知ですか?

 

 

優越の錯覚とは人は誰しも無意識の内に「自分は平均より優れている」と思う心理現象のことです。

 

 

つまり根拠も無く「まぁできてる人がいるみたいだから自分にもできるだろう」と思ってしまうという事です。

しかもこの「優越の錯覚」は「経験したことの無い分野」に対して特に大きく発生するのです。

 

 

先に挙げた例で言うと「野球」は大半の人は中学校や高校の体育や球技大会で触れる機会がありますが、「株式投資」となると日本ではやっている人の方が少ないマイノリティー(少数派)な分野です。

もし回りに株式投資(投機)をやっている人がいても日本の文化から言って公言している人はあまりいないでしょう。

 

 

 

つまり「優越の錯覚」を発生させるにはこれ以上無い分野なのです。

 

 

 

そして「簡単に投機家になれる」と思ってしまう心理的要因はもう一つあります。

 

 

 

 

人は失敗談から無意識に耳をそらす

目隠しされた男性

失敗談は見えない見えない見たくない…

 

簡単に投機家になれると思ってしまうもう一つの心理的要因、それは

 

 

生存者バイアスです。

 

 

生存者バイアスとは、数多くの失敗の上に成り立っている成功を、あたかもすんなりと成功したかのように感じてしまう心理的傾向です。

 

  • 厳しい指導法で100人のスポーツ選手を指導した結果、90人は故障したが10人はトッププレイヤーになった指導法が正しく感じる
  • ○△□×年に発売された車の100台中90台は全く売れない不人気者であったが、10台は爆発的なヒットを飛ばした時代を指して「あの頃は名車ばかりだった」と感じる

 

例としてはこのような心理的傾向を言います。

 

 

 

そして投機家になろうと思う事に対してもこの「生存者バイアス」が効いています。しかも厄介なことに投機はもっと酷いです。

 

  • 難しい再現性の無い投機法で100人中99人は破産したが1人は億万長者になった。だからその投機法は儲かるように感じる

 

ではなぜ投機はこの傾向が強くなるか、といいますと

 

 

 

儲けた投機家や儲けた投機家を見た出版社がこぞって「○年で資産を△万円から□億円へ変えた手法!」とかって本を出版しだすからです。

 

 

 

このような「成功者体験」が強く全面に押し出されると益々生存者バイアスは強くなり、敗者(失敗談)には目が向かなくなります。

 

 

 

 

 

以上のような「優越の錯覚」「生存者バイアス」が強く作用する環境にあるのが「投機家」なのです。

しかし当然成功される方も極少数とはいえおられますので「全員が必ず資産を失う!」なんて横暴な事を言いたいわけではありません。

 

 

ただもしチャレンジなさるのでしたら、「失ってもいいお金」で1年間腕試しをするのが良いでしょう。

もし1年経っても結果が出ないのであればスッパリ諦めた方がいいです。貴重な時間と資産を無駄に消費するだけですので。

 

 

そして投機家を諦めた後は是非バリュー投資家を志すことをお勧めします。

次は投機家と比べて投資家の方が「才能の無い凡人」に向いている理由を説明します。

※決して簡単だと言っているわけではありません。あくまで”投機に比べて”ということです。

 

 

 

投機家と投資家の違い

電卓と紙とペン

企業価値を重視する投資家

 

なぜ「才能のない人こそ投資家を目指すべき」なのかですが

 

 

投機家が「自分の才能だけで資産を築く」のに対して投資家は「他人の才能に乗っかって自分の資産を増やす」からです。

 

 

どういうことかといいますと、私達投資家が投資するのは「上場されている企業」です。当たり前ですが(笑)

当たり前のことなのですが、「上場している企業」というのはその時点である程度の才能を有している企業なのです。そこまで会社を大きくしているわけですからね。

 

 

 

そんな「才能を有している企業群」から更に厳しい目でフィルターをかけて絞り込んだ「少数精鋭」に資産を投じるのが「投資家」です。

 

 

 

そして投資家も企業を見抜く才能が必要ですが、幸いなことに「数字」は見る人によって変わったりはしません。

 

 

つまり「定量的な分析」ができるのです。

 

  • EPSの成長が年率~以上
  • 利益率が同業他社と比べてどの程度
  • ROEが~%以上
  • PERがいくらになったら
  • …etc

 

投機家は見るタイミングによって変わるチャートを自分の才能だけで瞬時に判断しなければならないのに対して、投資家は偉大な先人達の銘柄選択基準(数字)を現代に当てはめることで、少なくとも「不変の知恵」を借りることができます。EPSやROEの意味合いなんて何十年も変わっていませんからね。

 

 

つまり投資家は

  1. 才能のある経営者や社員達によって生み出されるキャッシュに相乗りし
  2. 才能のある偉大な投資家の知恵(才能)を借りる

ことができるのです。

 

これが才能の無い人こそ投資家を目指すべき理由です。

 

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、簡単に言うと

  • 投機家は才能のある人が自分の力だけで戦う
  • 投資家は才能のある人の銘柄選択基準を借り、才能のある人達に稼いでもらう

 

ということです。

 

なので「我こそは才能あり!」という人は「投機家」を目指せばいいですし、私のような凡人は「大多数の人が負ける投機に挑むよりは投資の方が”可能性”が高い」ということです。

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