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東芝のリストラおよび経営再建は上手くいくか?

      2015/12/23

こんにちは。れーさんです。

いつの間にやら東芝がとんでもない赤字企業になりましたね。

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1万人ものリストラを断行

東芝にシャープ・・・特に東芝は一昔前ならば文句なしに「優良大企業」のイメージがあった両企業ですが、ここ1,2年ほどで長年培ってきたイメージは地の底まで堕ちました。

 

その片方である東芝が行った今回の「粉飾決算」は実に悪質で株主を軽視したものでした。

 

(ちなみに私は不適切会計、不正会計などという歯に物の詰まったような都合の良い言葉を使うのは嫌いです。今回の東芝の不正は間違いなく「粉飾決算」です。)

 

そんな東芝が今回経営再建および事業再建のV字回復を目指し1万人近いリストラを断行するというのです。

全文はリンク先でご覧ください。

 東芝がついに改革の「本丸」部門に大ナタを振るう。21日、テレビ・白物家電などのライフスタイル部問で約6800人を合理化すると発表した。他部門を含め約1万人の削減となる。不振部門の合理化にメドをつけて、来期以降の全社のV字回復につなげる。

日本経済新聞

 

 

しかしこのニュースを見て私は違和感しか覚えませんでした。

 

 

違うそうじゃない

 

私が感じた違和感を一言で表すならば「違う、そうじゃない」です。

 

 

そもそも今回東芝が巨額の赤字を計上することになったのは長年社内で「粉飾決算」が押し通せてしまう企業体質に原因があります。

それなのに諸悪の根源である「幹部」の入れ替えをせずに、いくら末端社員を切ってコストを削減しても根本的な解決にはなっていないのです。

 

 

 

誤解されると困るのでお断りしておきますが、私はリストラが悪い事だとは全く思っていません。

むしろ株式会社が株主の利益を守る為に行うならば評価できる事だと思っています。

しかしそれは合理的な考えの元に断行されるリストラに限ります。

 

 

 

今回東芝がやろうとしている事は

  1. 無能な船長が「舵取りはいらない、とにかく真っすぐ最短で漕ぎまくれ」と言うから船員は危ないことと知りながら船を漕いだ
  2. 船長が安全なルートを舵取りをしないので氷河にぶつかって沈没してしまった
  3. 何とか乗組員全員が無事陸までたどり着いた
  4. だけど航海は続けなければいけないので新しい船で出港することになった
  5. そこで船長は「前回船が沈んで金が無い、今度こそ上手く航海をしなければならない」と言いました
  6. 船長は「だから今度は舵取りを考え直すよりも船員達を減らしてコストを削って良い船を買おう」と考えました

こんな感じです。

 

 

これおかしくないですか?

 

 

良い船(コストを削減できた企業)を買った(再建)としても舵取り(正しい経営判断)ができる船長(経営陣)がTOPに座らない限り、船は何度でも氷河にぶつかりますし何度でも沈没します。

 

 

つまり東芝が最初にやるべきことは「不正を助長した幹部を切る」事です。

 

 

そして体質改善された新しい経営陣の判断の元で、必要ならば「リストラ」を行うのが合理的な判断の順番です。

 

 

しかし実際には東芝が行ったのは幹部に対する懲戒処分と罰金だけです。

 

もし幹部の進退がうやむやにされたまま今回の粉飾決算が風化してしまったら、必ず同じ事を何年か先にやらかすと私は思っています。

だってどれだけリストラしてコストを削減しても根本的な問題の解決はできていないんですもの。

 

繰り返しになりますが、今回の問題の本質は「上層部からの粉飾決算がまかり通ってしまう体質」を持っていることが原因です。

 

 

バフェットも企業の不適切および不正な会計に関して以下のような名言を発しています。

まさに今回の東芝の為にあるような名言です。

台所でゴキブリを見かけたら、1匹では済まない

ウォーレン・バフェット

 

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