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バフェットが銘柄選択をする上で真っ先にみるEPSとは?

      2016/01/03

こんにちは。れーさんです。

今回はバフェットが銘柄選択をする上で真っ先にかけるフィルターを紹介します。

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消費者独占力を可視化した数値「EPS」

バフェットが銘柄を探す際に最も重視する要素の一つに「EPS」があります。

EPSとは「Earnings Per Share」(日本語では一株当たり利益)の頭文字を取った略称です。

 

ご存知の方が殆どだと思いますが今一度EPSとは何かをおさらいします。

 

EPSとは

税金を払った後の企業の純利益を発行済み株式数で割って一株当りに直したものです。 計算式 EPS(一株当たり純利益、単位:円)=当期純利益/発行済株式数【見方】 EPSは高いほうがよいです。

楽天証券より引用

 

つまり1000円の利益をあげる企業が100株を発行していたら一株当たり利益は10円(1000÷100)になるわけです。

 

では、そんなEPSを見てバフェットは何を判断しているのでしょうか?

 

EPSはバフェットが最初にかけるフィルターの内の一つ

 

バフェットは銘柄を選択する手順として

  1. 10年程度分の決算書をザッと見る
  2. 自分なりの基準に合致した銘柄のビジネスを確認する

という手順をとっています。

 

世間一般の投資家がする

  1. 最初に投資する企業を見つける
  2. 決算書を読む

とは逆の手順を踏んでいるんです。

 

そんなバフェットが最初の段階でかけるフィルターの一つがEPSなのです。

消費者独占企業が持つEPSの特徴

 

バフェットは基本的に消費者独占企業にしか投資しません。その消費者独占企業かどうかの判断基準の一つにEPSを使っているのですが、消費者独占企業が持つEPSには一つの特徴があります。

 

それは「長期的に力強い上昇傾向を持っているか否か」です。

反対にコモディティ企業はそのようなEPS推移はせず、上がり下がりが激しいのが特徴です。

消費者独占型企業とコモディティ型企業。投資家の命運を分ける条件。

 

ん?分かり辛いですか?

では具体的に消費者独占企業とそうではない企業のEPSを比較してみましょう。

まず最初に私の保有銘柄でもある「IBM」と「ウォルマート」の10年間のEPS推移です。

IBMのEPS
1 4.87
2 6.11
3 7.18
4 8.93
5 10.01
6 11.52
7 13.06
8 14.37
9 14.94
10 11.90

次はウォルマートのEPS推移です。

ウォルマートのEPS
1 2.68
2 2.71
3 3.13
4 3.39
5 3.70
6 4.47
7 4.52
8 5.02
9 4.88
10 5.05

どうですか?どちらの企業も非常に力強い上昇を見せていますよね。

 

 

次に消費者独占力を持たない、いわゆるコモディティ企業のEPS推移を見てみましょう。

今回はコモディティ企業の代表格である航空産業。その中でも世界最大の航空会社「ユナイテッド・コンチネンタル航空」の10年間のEPS推移と比較します。

ユナイテッド航空のEPS
1 -182.29
2 131.94
3 2.79
4 -42.21
5 -4.32
6 1.08
7 2.26
8 -2.18
9 1.53
10 2.93

 

もう一目瞭然ですね。

消費者独占力を持った「IBM」や「ウォルマート」のEPSは力強く上昇傾向にあるのに対し、コモディティ企業の「ユナイテッド・コンチネンタル航空」は上がり下がりが非常に激しいです。

 

恐らく投資に関する知識が全く無い人にどちらか選んでくれと言っても、十中八九消費者独占力を持った企業のEPSを選ぶでしょう。直感的に見ても「あ、この後も数字が伸び続けそう」って思いますからね。

 

 

このように消費者独占企業は数字の羅列に規則性ができるほど安定した企業利益を叩きだし続けているのです。

これがバフェットが銘柄選択の最初にかけるフィルターの内の一つです。

 

 

「EPSを見て上昇傾向にあるか否か」

 

 

たったこれだけです。

 

しかし実際にこのフィルターをかけて銘柄を探してみてもらえれば分かるのですが、実はこの条件はメチャクチャ厳しい判断基準になります。

 

恐らくこのEPSの基準だけで見ても日本の上場企業で当てはまる企業はほぼ無いでしょう。

 

しかし厳しい基準だからこそ私達投資家が怪我をする可能性をぐっと下げてくれるのです。

銘柄選択をする際は今現在のEPSだけを見て割安割高を判断するのではなく、過去10年に渡ってEPSがどのような動きをしてきたのかに注目することをオススメします。

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