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初心者投資家がウォーレン・バフェット氏を見習いバリュー投資で米国株に投資するブログです。投資に対しての心構えや投資銘柄についてのお役立ち情報も掲載していきます。

成長(グロース)株投資は飛んでいくナイフを掴む行為

      2016/01/03

こんにちは。れーさんです。

皆さんの投資スタイルはどういった物でしょうか?

今回は数ある投資法の一つである「グロース株投資」について考えたいと思います。

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落ちるナイフよりも飛んでいくナイフの方が危険

サバイバルナイフの画像

ナイフは怖い

 

 

 

株式の投資法には大きく分けて以下の二種類があります。

  • 順張り
  • 逆張り

順張りは上り調子のチャート(業績が良い)になっている銘柄に投資することです。

一方バリュー投資を始めとする逆張りは下がりきった後に反転上昇する銘柄に投資することです。

 

そして逆張り投資は順張り派からは「落ちるナイフを掴む行為」と揶揄されることがあります。

床に向かって落ちていく(チャートが下がっている)ナイフ(株)を空中で(下落途中で)掴みにいけばそりゃぁ怪我(損)するだろうという意味です。

実際私が用いているのはバリュー投資ですので逆張りになりますが、絶賛含み損中です。

参考:2015年11月8日保有米国株含み損益

 

しかし私はグロース株投資こそ「飛んでいくナイフを空中で掴む行為」だと思っています。

 

相場は投資家の思惑によって動いている

黒くCG加工された女性の顔

「どうすれば儲かる・・・俺だけが・・・」

 

順張りをする際の理由としては「好調な企業に投資する」というのが最も大きい理由だと思います。

実際この理由が投資する理由としては最も分かりやすいですし、王道だと思います。逆張りは所謂「不調な企業に投資する」わけですからね。

成長する(growth)企業に投資するからグロース株投資です。

 

ではそんな王道のグロース株投資を行えば安全かというと当然そんなことはありません。

株式投資の世界って難解で、基本的に株価は投資家の思惑が行き過ぎて「買われすぎ」たり「売られすぎ」たりする事が多いからです。

 

グロース株投資は「買われすぎ」の判断をするのが難しい

 

逆張りの場合企業価値に対して「売られすぎ」だから投資するわけですが、「売られすぎる」場合はある程度の下限値を考えることができます。

株価の下支えになるのは直近の業績や保有資産だからです。もちろん将来の業績を織り込んで実際の業績以上に売り込まれることもあるでしょう。

しかしそれでもある程度の底値は考えることができます。

その業績から割り出した底値を持って「売られすぎ」の判断ができます。

 

 

しかしグロース株投資を代表とした順張り投資は往々にして非常に楽観的な将来図を投資家が持ち合わせています。つまり成長期にある企業が一時的に叩きだす凄まじい業績の伸びが未来永劫続くかのような錯覚に陥ります。

これが投資家に「買われすぎ」の判断を誤らせる要因になります。

 

もちろんグロース株投資の場合も企業の直近の業績と将来的な業績を元に株価を割り出しているのでしょうが、投資家が悲観的に動いている逆張りと楽観的に動いている順張りでは危険度は雲泥の差だと思います。

人間の楽観的な思考は危険

笑顔が描かれたカフェラテアート

なんとかなるやろ!

これはもうバブルから学ぶべき大きな問題点だと思っています。

人間の持つ「今度こそ大丈夫」という思考はヤバいです。

 

こんな事を言うと「バブル経済とグロース株投資は全然違うだろ。何言ってんだ素人め!」と思われる方もおられると思います。

しかし私は本質的にはどちらも同じだと考えています。なぜならどちらも「価値が永続的に上がっていく」という錯覚に陥っているからです。

バブル経済では土地の価値が、グロース株投資では企業の価値が。

 

そしてバブル経済が弾けた後の惨事は私達が良く知る所ですよね。グロース株でも最終的には同じ出来事が起こる確率が高いと思います。

 

基本的に含み益だから危機感より欲望が勝る

 

グロース株などの順張りは基本的に買った直後から含み益が出始めます。

これは投資家の精神的な面から考えれば有り難いことなのですが、一方でバブリーな株価から抜け出せなくなる原因にもなります。

 

損小利大の精神ですね。

 

この精神が殆どのグロース株投資家が考えている「株価は超割高だけどちょっと下がり始めたら売ればいいや」という考えの妨げになります。つまりいつの間にか「一時的な調整であってまた株価は上昇を始める」という考えに変化させてしまうのです。

 

この感情を直視せずに「自分だけは大丈夫」「自分だけは逃げられる」と思っている人は結構危機感を持った方がいいと思います。人間はそんなに強い生き物ではありません。

 

順張りは高いバリュエーションで取引されている分下がるのが早い

紙幣が背景の男性が走っている画像

逃げろ~

株価についてもグロース株投資は中々に危険で、高いPERやPBRで取引されている分「一回でも決算でコケたり」「相場環境が悪くなったり」すると投資家の目が覚めて一気に適正株価まで売られまくります。

逆張りのバリュー投資で言うところの「安全域」が無いんです。

 

 

その下降スピードたるや逆張りの「テーブルから落ちるナイフ」どころではなく「地面に向かって全力で射出されたナイフ」ぐらいの威力があります。

そしてその背筋も凍るような下落相場の中で誰よりも早く判断を下さなければならないのです。

 

恐らく株式投資に参入して大損して撤退する初心者の多くは「グロース株投資」をやっていた人だと思います。

皮肉なことに初心者ほどグロース株投資(結果が出やすい投資法)を好む一方で、グロース株投資ほど初心者向けではない投資法(投資判断にスピードが重要)もありませんからね。

 

結論

 

バリュー投資も「企業価値」を正確に測らなければいけないので全く初心者向けではないのですが、やっぱり初心者が相場の猛者に食い物にされずに資産を築くためには「安全域」の存在するバリュー投資を猛勉強するのが一番良いのだと思いました。

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