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ローリスクハイリターンな株式投資法。損切りと投資成績の関係性

      2016/01/03

こんにちは。れーさんです。

一見胡散臭いタイトルですけど内容はいたって真面目なので是非読んでみてください。

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ハイリスクハイリターンな投資法は存在しない。

足場の抜けた吊り橋の画像

危険を冒せば報われるわけではない…

 

皆さんはどのような投資法を使っていますか?

バリュー投資、グロース投資、デイトレード、スイングトレード、ボロ株投資、などなど多様な投資方法が存在します。

そこで気になるのがそれぞれの投資法における「リスク」と「リターン」です。

※今回使う「リスク」という言葉は本来の意味での「リスク」ではなく一般的な「危険性」という意味合いでの言葉として使います。

 

 

リスクとリターンは反比例する

乱高下するチャートの画像

 

一般的に大きなリスクを取ればリターンは大きくなる、と思いがちですがそんなことはありません。

というのも大きなリスクを取るということは期待収益率が著しく下がるからです。

 

例えばハイリスクハイリターンな投資(投機)方法として名前があがるのが「レバレッジをかけたデイトレード」です。

今回は例として「デイトレード」をした場合を説明します。

 

「損切り」は泥沼への入り口

沼地から木が生えている画像

 

デイトレードは一般的に「損切り」を徹底し、利益が伸ばせそうなタイミングは利益を伸ばすというのがセオリーです。

所謂「損小利大」というやつです。

 

しかしこの「損切り」というのはデイトレードにおいて必要不可欠な物であると同時に厄介な物で、別の面から見ると「損切り」は逆に投資家を窮地に追い込んでいくものでもあります。

 

どういうことか?

 

例えば1年間で100万円を以下のようにデイトレードで運用できたとしましょう。

 

  1. 7%の損失
  2. 5%の損失
  3. 3%の損失
  4. 1%の損失
  5. 3%の損失
  6. 2%の損失
  7. 3%の損失
  8. 2%の損失
  9. 3%の損失
  10. 1%の損失
  11. 7%の損失
  12. 46%の利益

1~11月は相場環境が良くなく小さな損切りを積み重ねましたが、12月でビッグニュースが舞い込み相場環境が好転し大きなレバレッジのおかげもあって46%もの利益を得ることができました。

さて利益はいくら出たのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

実は利益は出ていません。

利益が出ていないどころか今回のケースですと最終的な資産は100万円の99.965%つまり99万9650円になります。

 

なんと12月に46%の利益という一発逆転大ホームランを打ったにも関わらず投資(投機)成績はマイナスで終わってしまったのです。

 

一度減った資金を取り戻すには減った以上の投資成績が必要

細長い道を自転車が走っている画像

減ってしまうとより一層の努力が必要になる…

 

今回のケースでは利益は46%損した月の合計は損失は37%と割合を単純計算した場合利益の方が多いのです。

しかし最終的な損益はマイナスでした。

 

 

実はお金は一度減らしてしまうと再び同じ金額に戻すのに減らした以上の投資成績が必要になるのです。

 

 

今回の例ですと100万円を一度37%減らした後46%増やしているので感覚的には増えそうなものですが、実際に計算してみると増えるどころか減ってしまうのです。

上記の例は少しわかりにくいので、分かりやすく計算の簡単なパターンで説明します。

 

例えば100万円を50%減らした後同じ100万円まで戻すにはどの程度の投資成績が必要でしょうか?同じ50%でしょうか?

計算してみるとわかりますが、50%損した後の資金量(50万円)で同じ50%の投資成績では75万円にしかなりません。

(100万円*0.50(損失50%)=50万円)

(50万円*1.50(50%の成績)=75万円)

 

今回は簡単な計算ですので、もし50%損失した後の資金(50万円)を元手に100万円まで戻そうと思ったら当然2倍にしなければいけないのは暗算できると思います。

 

つまり損する前の資金である100万円に戻す為には実に200%もの投資成績が必要になります。

(50万円(損失後資金))*2.00(2倍)=100万円

 

ハイリスクな投資は安全域が少なく損失の確立が高すぎる為リターンも小さくなる

細い道に置かれているクラシックカーの画像

車でも投資でも安全域って大事ですよね

このように資金量で増えるお金の量が決まるので「損小利大」を狙うことは、皮肉にも「小さなリスクで大きなリターンを狙っている」はずが、「大きなリスクを取って小さなリターンを狙っている」ことになります。

 

また「ハイリスク」と呼ばれる投資法は他の投資家との「椅子取りゲーム」の側面を持ち合わせている事が多いので、そもそも勝率自体低いという点も「損切り」との相乗効果で更にハイリスクローリターン化へ拍車をかけます。

関連記事:株ってギャンブルじゃないの?

 

 

つまり【ハイリスク、ハイリターン」は存在しないが【ハイリスク、ローリターン】なら存在するということです。

 

 

投資家が第一に考えるべきは「損をしないこと」

クランプで固定された財布

お金を逃がしちゃいけない!

 

今回説明したように「損」は投資家の投資成績を著しく下げるものであり、「損」を避けることは投資手法や注目銘柄等の情報を調べる前に大前提として持たなければいけない考えです。

 

「何を当たり前のことを言っているんだ」と思われるかもしれませんが、相場の世界には「損切り」という都合の良い言葉があります。日本で売っている投資本の殆どにも「株価が下がったら損切りを徹底しましょう」って文言が入っていると思います。

 

しかし株価の下落とは「正しい銘柄」を保有している限りは更なる安全域を提供してくれる物であって、保有銘柄を投げ出す理由にはなり得ないのです。

 

数%の株価の下落で資産を減らしてしまう「損切り」をしなければならない銘柄は、そもそも買うべきではなかった銘柄です。

結果論だと思われるかもしれませんが、安全域を重視するバリュー投資では当然の考え方です。

 

バフェット氏が世界有数の大富豪になれたのは銘柄に対する「安全域」を見極める力が飛びぬけていて、「損」をしなかった為複利の効果を最大限に享受できたからです。

 

以上の事から私は企業価値を見出し、安全域を最も重視するバリュー投資こそ「損」を減らし、結果的に【ローリスクハイリターン】になる投資法だと思っています。

 

 

ちなみにバフェット氏自身もこのような名言を残しています。

金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。
【ルール1】絶対にお金を損しないこと。
【ルール2】絶対にルール1を忘れないこと。

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